インフルエンザ流行情報
北海道、関東、近畿や山陽地方でインフルエンザ患者が多数、報告され、本格的な流行シーズンに入ったことが国立感染症研究所の調査で4日、分かった。昭和62年以降の20年間では最も早い時期での流行入りで、ウイルスが近年流行がなかった「Aソ連型」が多いのが特徴。ただ、服用後の異常行動が問題化した治療薬「タミフル」の処方が10代で原則禁止のままとなっており、治療の選択肢は限られ、早期のワクチン接種やマスクの着用による感染予防が必要だ。
感染研によると、11月19~25日の週に全国約5000の定点医療機関から報告された患者は7162人で前週より約6割も増え、1カ所当たりの平均では1・53人となった。感染研は1カ所当たりの報告数が1週間で1人を超えると「流行開始」と判断している。例年よりも1カ月ほど早いペースで拡大しているという。
特に報告が多いのが北海道(1カ所当たり12・64人)。神奈川(同2・63)、東京(1・45)など都市部でも感染が拡大している。
今シーズン検出されているウイルスは近年流行がなかった「Aソ連型」が多い。一昨冬は「A香港型」、昨冬は「A香港型」と「B型」が流行しており、「Aソ連型」の免疫を持つ人は少ないとみられる。厚生労働省は昨冬の消費量(約1900万本)を上回る約2520万本のワクチンを今シーズンに供給する予定。しかし、接種から効果が出るまで2~3週間かかるため、「一日でも早くワクチン接種をしてほしい」と呼びかけている。
インフルエンザは予防が肝心。厚労省は基本の「うがい、手洗い」に加え、新たに「咳(せき)エチケット」を提唱。▽くしゃみをする際は、ティッシュで口と鼻を押さえる▽他の人から顔を背け、1メートル以上離れる-などの公衆マナーを啓発している。
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